TCGblog:セブンスウェル現象

もし、この戦いが終っても、生きていいっていわれたら、小さな鏡を一つ買って、微笑む練習をしてみよう。 もし、誰も傷つけずに生きていいといわれたら、風にそよぐ髪を束ね、大きな一歩を踏み締めて、胸を張って会いに行こう。

スワンアサルトとは

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自身に与えられたダメージを軽減してその枚数ドロー出来るという、唯一無二の効果を持っています。例えば、稲妻でこいつにダメージを入れてやると3枚引けちゃいます。アンリコか。
ただ、これはダメージを与えた発生源のコントローラーがカードを引くので、相手がこいつに稲妻を打ち込むと…。想像したくもないですね。

とても扱いにくそうなカードですが、次のカードを使うことで、デッキコンセプトになり得ます。

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土地を捨てるとどこかに2点飛びます。土地を捨てて白鳥を焼き鳥にすることで、手札から土地が尽きるまでカードを引くことが出来ます。あとは引いたカードで煮るなり焼くなりするだけです。
これがスワンアサルトと呼ばれるデッキの主なギミックです。

タイプとしてはおおまかに、

①突撃の地鳴りと白鳥を4枚ずつデッキに入れ、ドロースペルを連打して、3ターン目突撃の地鳴り、4ターン目白鳥でゲームエンドまで狙うコンボ寄りのタイプ

②白鳥を3〜4枚、突撃の地鳴りを1〜2枚程度に抑えて、打ち消し呪文や火力呪文で相手の動きを阻害しつつ、隙を見ながらコンボを完成させるコントロール寄りのタイプ(氷雪関係の土地や呪文を入れるかどうかでまたタイプが分かれます)
の2つが存在します。
①は勝ち筋を白鳥と突撃の地鳴りのコンボにかなり依存しているのに対し、②のタイプは、最悪コンボが完成しなくても白鳥や瞬唱の魔道士、騒乱の歓楽者等で殴り切るプランも用意出来るため、長いゲームも考える事ができます。


個人的には、コントロール寄りのタイプが好みで僕はそちらでデッキを組んでいます。今回はその中身を紹介していきます。



クリーチャー 6
ブリンアーゴルの白鳥 4
騒乱の歓楽者 1
嵐の神、ケラノス 1

エンチャント 2
突撃の地鳴り 2

インスタント 22
稲妻 4
雪崩し 4
謎めいた命令 3
差し戻し 4
呪文嵌め 2
マナ漏出 1
頑固な否認 3
選択 1

ソーサリー 6
神々の憤怒 2
血清の幻視 4


土地 24
冠雪の山 5
冠雪の島 10
蒸気孔 3
汚染された三角州 3
樹木茂る山麓 3


だいたいこんな感じでしょうか。
本来であれば、瞬唱の魔道士や沸騰する小湖が欲しいところですが、残念ながら今手元にないので悪しからず。

デッキの中心となる動きは説明したので、他のデッキでは使われないようなカード達を見ていきましょう。

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このデッキはインスタントとソーサリーを多く採用している事もあり、このカードのコスト軽減を最大限使え、また基本的に1対1交換を取り続けていくことになるため、手札の補充手段として非常に有効です。後述の頑固な否認とも相性が良いです。

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破壊されない置物で、手札を補充、クリーチャーの除去、本体火力の全てを賄ってくれる神カード。(クリーチャータイプ神)
白鳥と突撃の地鳴りとこれが揃うと顕現するのも趣があって良いですね。
アクションとしては非常に重いので、相手が息切れし始めてから出すイメージで使っていきます。

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このデッキのアイデンティティといっても過言ではありません。序盤のクリーチャー除去で使うことも出来ますが、ゲームの後半になって白鳥が着地してからが本領発揮です。このデッキでは氷雪土地を多く採用しています。氷雪土地がたくさん並んでいる状況で白鳥にこいつを撃ち込むと…ゲームが壊れます。
基本的にはクリーチャー除去には稲妻や神々の憤怒を優先的に使っていき(それらがなければ惜しみなくこいつを使いましょう)、雪崩しは白鳥のために残しておくのが良いでしょう。相手の終了ステップにこいつを連打して、突撃の地鳴りと大量の土地を引き込んで素早くゲームに勝利しましょう。


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普通に使うとただの呪文貫きの下位互換ですが、このデッキには強い味方(白鳥、騒乱の歓楽者)がいます。相手の除去呪文やコンボを邪魔するカードを打ち消してやりましょう。サイド後は相手を見ながら減らしても良いでしょう。


キーカードの説明は以上です。



ところで、もうすぐ発売となるラヴニカのギルドですが、非常に楽しみですね。ラヴニカへの回帰ブロックの時、スタンダードで迷路の終わりコントロールを作って遊んでたのが懐かしいです。(モダンで使っても面白いですよ)
そのラヴニカのギルドの公開カードの中で、このデッキととても相性の良さそうなカードを見つけました。

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美しい。アクションがとても大きいですが、白鳥がいる状況で彼が着地すると、ほぼゲームに勝ちます。
補足します。
どちらかがインスタントソーサリー唱える→カードを引く→ミゼット様誘発→白鳥へ1点→カードを引く→以下同
でデッキを全部引けます。あとは白鳥と彼が除去されてしまっても、突撃の地鳴りで手札ぽいぽいして勝ちですね。

ミゼット様単体で出してもなかなか強いので(クリーチャー除去撃たれてもカード引けるし)、今後、このデッキのキーカードとして活躍してくれることを期待しています。


今回は、MTG のモダンで使われるスワンアサルト(コントロール)についての紹介でした。興味が出た方は是非使ってみて下さい。
(※1マナ8枚ドローとかするとやめられなくなるのでご注意下さい)

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